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このブログをきてくださった方に私の節約術を教えちゃおうと思います。 とはいえ、いつもケチケチしていてもつまらない、楽しく生きるために書画や川柳、着物などもやってます。
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この問題について白川静先生の文字学が明解に答えてくれる。

白川静先生の文字学は漢字が発生した時代の背景から推論して、
当時の慣習から一つ一つの漢字が成立したかを解説している。

例えば、古代では道には邪悪なものが住み着いており、
戦時など道を進行するときは掃き清めてから歩かないといけない。
その掃き清める方法は、人の首を生贄として道を進んだという。
だから「道」という漢字は髪の部分を手で持った首を進むと書く。

そして、白川先生の最大の発見は“甲骨文におけるサイ(サイ)”の発見。
説文解字という漢字の成り立ちを解説したオーソドックスな本では、
「歌」や「右」などの口という部位は顔の部位である「口」とされていたが、
白川先生の説では「神事に用いる祝詞をいれる器である」とした。
例えば、「”右”という字になぜ口が使われているか?」という問いに対して顔の口では釈然としない。

現在、漢字が発見された最古のものとして甲骨文字があり、これは神事に使われていたとされている。
亀の甲や獣の骨に神に尋ねたい問題を彫り、甲骨を焼いてひびの入り方で占いを行っていた。
こういう背景から、文字は神事に関するものから発生したのではないかと白川先生は考えた。
白川先生の説では「右・左」では右手に祝詞をいれる器である甲骨文におけるサイを持ち、左手に神事に使う「工」を持って、神に尋ねたとした。このほうがスッキリする。

『絵で読む漢字のなりたち』amazonより転載
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4811807383/ref=dp_otherviews_2?ie=UTF8&img=2&s=books

なんとわかりやすいんだーと感動して何冊か読みました。

一番初めに読むにはこれがオススメ。
絵が丁寧なのでイメージしやすいのです。


辞書として家におくために『常文字解』も買いました。
『常用字解』は漢字の成り立ちだけでなく、金文、篆字、甲骨文字などが調べられる優れもの。



子どもが漢字を習うようになったら白川先生の本を買ってあげたいと思います。




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プロフィール
HN:
Sakura Sumicco
性別:
非公開
職業:
節約主婦
趣味:
書画、川柳、着物、英会話
自己紹介:
このブログを書き始めてから10周年となります。
私は多発性硬化症という神経難病を15年以上患っております。そのため、ブログの更新は体調次第で、細々と続けてきました。
さらに、昨今はMixiに続き、Facebook等々とSNSが発達し、私が書くようなブログの存在意義すらないような気がします。短いリア充的な記事はFacebookに投稿するだけにしようと思います。ただ、SNSに投稿するにはちょっと長すぎるような記事や自分の備忘録はこちらに書いていこうと思います。(最近、物忘れがひどくて困ってます((´∀`*)))

★お願い★
・私の書画と川柳の作品を投稿していこうと思っています。習っている期間は、書はやっと3年、日本画は1年になります。川柳も一子お義母さんに誘われて始めたのがきっかけで、どれもこれもまだまだ勉強中です。「ここはこうした方がいい」などのコメントを頂けると大変勉強になります。大歓迎ですのでどしどし教えてください。

・コメントを頂くのはとても有り難いと思っています。ただ、記事と関係のないコメントはご遠慮下さい。また、意地悪も勘弁してください。ミエリン(中枢神経の一部の細胞)がバッサリ剥落する気がします(多発性硬化症の病態です)。

以上の2点についてご理解くださいますようお願いいたします。
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