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このブログをきてくださった方に私の節約術を教えちゃおうと思います。 とはいえ、いつもケチケチしていてもつまらない、楽しく生きるために書画や川柳、着物などもやってます。
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8月30日に日テレで放映されたドラマ『みゅうの足パパにあげる』において、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)という難病があることを知った。ドラマを観ていると症状がとても多発性硬化症(MS)に似ているので、一瞬「MSがドラマに!?」と思った。

”慢性炎症性脱髄性多発神経炎”という病名を見る限りでは多発性硬化症となにが違うのだろうという疑問が湧く。
CIDPとMSの決定的に異なる点はMSが中枢神経の髄鞘に炎症が起こるのに対し、CIDPは末梢神経の髄鞘に炎症が起こるところにあるようだ。炎症によって起こる障害はMSとよく似ているようだ。

CIDPの有病率は10万人に0.3~0.5人、一方、MSのそれは10万人あたり8~9人程度。この二つの病気を併発することもあるそうだ。

MSでは、ひとたび、炎症が起こると、消防隊のように神経内科医がステロイドによる炎症の消火活動を始める。CIDPもドラマをみる限り同じらしい。主人公を演じる松本潤の顔がムーンフェイスになり、「アンパンマンだぞー」と子供を笑わせていた。

しかし、MSは炎症部位がある程度MRIに映ってそれが決定的な証拠と言わんばかりに確定診断に至るけれど、細かい末梢神経に炎症の起こるCIDPには如何にして確定診断がなされるのであろうか?両方ともルンバール(髄液を採取して脱髄があるかどうか測る)という検査はやるようだ(私も散々やったけど、脊髄の骨と骨の間に針を刺すので超怖い)。CIDPではさらに神経伝導速度検査を行い、診断に至るらしい。症状も治療法も似ているけれど、やっぱり違うものなんだなと感じる。

ちなみに、CIDPは特定疾患ではないので医療費の減免が受けられない。(MSは特定疾患。)同じ難病として、また、非常に似ている症状として、その線引きに疑問が残る。

CIDPに関することはこれくらいにして、ドラマの内容について、納得できないところが何点かあった。

主人公が病気になったとき、彼は会社員だったんだけど、病気が落ち着いて会社の上の人が病室に現れ、まあ、よくある話だけど、退職勧告をする。こういうときすぐに「辞めます」と言ってしまう人がたまにいるけど、その前にちょっと落ち着いて考えて欲しい。我々の払ってきた高額な健康保険には傷病手当給付というありがたい救済制度がある。辞める前にこれでしのいで、快復を待つとか次の職場(障害者枠など)を探すとかする方法を考えて欲しい。潔く身を引くことが美徳と思っているのかもしれないし、もう過去とは一切縁を切りたくなってしまうのかもしれないけれど、病気の体を抱えて生きていくという、決して簡単ではない将来を見据えて欲しい。このドラマで、病気になって仕事も失って、でも家族の絆は残ったというすじ書きなのだと思うけど、このドラマは健常者だけでなく、今現在、病気や怪我で自分の体に自身を無くし、仕事をあきらめようと悩んでいる人たちが観ていると思うと、将来の大きな選択を安易に決断するような内容は避けて欲しかった。

また、このドラマは年金制度、保険制度についても説明が全くなかった。主人公はおそらく厚生年金に入っているときに発病しているので、厚生年金から障害者年金がおりるはず。だから無収入ではない。また、健康保険も確かに自己負担は3割だけど、高額医療費という制度があって、医療費がある上限を超えると、自己負担額は7万円程度で残りの医療費は後から戻ってくる。
ドラマではたしかIVIg(免疫グロブリン)だったと思うけど、これの医療費が140万円で自己負担42万円もかかるから、IVIgをするかどうかで悩んでいた。制作者はこういう制度があることを知らないのか、それとも本筋からぶれるから隠しているのかわからないけれど、やっぱり、ドラマといえども間違った情報を放送するのは、それを信じてしまった人にとっては大変不幸な話だ。

ドラマの中にこれらの事務的な情報を盛り込めとはいはないけれど、不幸を誇張するために現実をふせてしまうのはやめるべきだと思う。

自分のことと重なるようなことが多々あって共感するところもあったけど、結局、こんなことを考えながら観ていて、あまりドラマにのめり込むことはできなかった。当事者というのは変に現実的になってしまって悲しいものだ。
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知らなかった~
 自己負担が少し楽になるんだね。
やっぱり 色々調べておかないと駄目だね。
私も 薬について色々検討しているので、正直 怖くて・・・・
akina 2008/09/03(Wed)23:01:19 編集
保険適用が条件です。
高額療養費については保険が適用していることがポイントになるみたい。

私がこの制度を利用した頃は7万円強だったけど、制度が改正して8万円を超えたみたい。

まぁ、特定疾患の受給者票で免疫グロブリンとか血漿交換とかカバーできればいいんですが、その辺どうなってるんでしょうね。
sumicco 2008/09/04(Thu)01:47:27 編集
ほんとだー
 保険適用か聞いてないやー!!
 多額のお金がかかるなら 出来ないよ~;-;
akina 2008/09/06(Sat)01:03:37 編集
ひえ~
免疫グロブリンとか血漿交換はいまのところベタフェロンが効かない患者さんたちの最後の頼みの綱だったのに、そんなことって辛すぎ!

それは医療関係者や区や市の福祉課に確かめたことなんですか?万が一、違ってたらいいのですが・・・

せめて、特定疾患医療券でまかなえるといいのだけど。そこも確かめる必要がありそうね。
sumicco 2008/09/06(Sat)03:34:10 編集
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Sakura Sumicco
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非公開
職業:
節約主婦
趣味:
書画、川柳、着物、英会話
自己紹介:
このブログを書き始めてから10周年となります。
私は多発性硬化症という神経難病を15年以上患っております。そのため、ブログの更新は体調次第で、細々と続けてきました。
さらに、昨今はMixiに続き、Facebook等々とSNSが発達し、私が書くようなブログの存在意義すらないような気がします。短いリア充的な記事はFacebookに投稿するだけにしようと思います。ただ、SNSに投稿するにはちょっと長すぎるような記事や自分の備忘録はこちらに書いていこうと思います。(最近、物忘れがひどくて困ってます((´∀`*)))

★お願い★
・私の書画と川柳の作品を投稿していこうと思っています。習っている期間は、書はやっと3年、日本画は1年になります。川柳も一子お義母さんに誘われて始めたのがきっかけで、どれもこれもまだまだ勉強中です。「ここはこうした方がいい」などのコメントを頂けると大変勉強になります。大歓迎ですのでどしどし教えてください。

・コメントを頂くのはとても有り難いと思っています。ただ、記事と関係のないコメントはご遠慮下さい。また、意地悪も勘弁してください。ミエリン(中枢神経の一部の細胞)がバッサリ剥落する気がします(多発性硬化症の病態です)。

以上の2点についてご理解くださいますようお願いいたします。
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